HIGH ROAD/NIGHT RANGER

デビューから32年、’80年代に台頭した正統派アメリカンHRバンド“ナイレン”(実に日本独自の俗称だ…)の10作目。その中身は爽快でエネルギッシュでメロディアスで…と、ファンが期待するイメージが体現され、ロー […]

ESOTERIC WARFARE/MAYHEM

ノルウェー・ブラック・メタル界の始祖の1つに数えられる古参が放つ、7年ぶりの新録アルバム。’00年代には一時期、重厚なリフ爆走でねじ伏せにかかるデス・メタル感を強めていたが、ここではブラック・メタル特有の神経 […]

LAZARETTO/JACK WHITE

『BLUNDERBUSS』(’12年)以来2年ぶりとなる2ndソロ。 ジャック・ホワイトは単なるミュージシャンではなく、アーティストと呼べる数少ない人物である。カントリー臭があるものの、ルーツ音楽を丸飲みして […]

STORYLINE/HUNTER HAYES

なでつけられた七三分け、きりりとした眉毛、微妙にマッチョ…「イケメン」というより昭和っぽく「ハンサム」と紹介したいハンター・ヘイズの2nd。前作がこのご時世で全米100万枚の大ヒットを記録し、成功を経て一層たくましくなっ […]

TURN UP THE BAND/FAITH CIRCUS

ノルウェー出身の4人組による、約5年ぶりとなる2枚目のアルバム。’80年代のバンド群に通じるメロディック・ロックをまとったデビュー作は、この手のスタイルを好むリスナーに大いに受け入れられたが、本作は根底にある […]

HERONS/EVENOIRE

イタリア出身、フルートも操る女性シンガー:リシー・ステファノーニを擁する5人組による2ndフル・アルバム。前作同様のシンフォニーを大量導入するゴシック・メタルをプレイしており、フルートを活かしたフォーク調も強められている […]

ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM

ドイツ出身フォーク/ペイガン・メタル・バンドの4作目。ゲルマン神話に基づいた歌詞の深淵かつ重厚な雰囲気と、ペイガン・メタルが持つ野蛮な攻撃性が特徴の彼らだが、今作ではそのイメージは少々影を潜め、よりエピカルなメロパワ的ア […]

ASHES OF THE DAWN/DIESEAR

台湾・台北出身、ツイン・ギターを擁するメロディック・デス・メタル・バンドの2ndアルバム。かつての北欧メロディック・デス・メタルを基盤とした、慟哭と美醜対比を前面に押し出すオーソドックスなスタイルであり、ツイン・リードの […]

GHOST STORIES/COLDPLAY

’00年以降にアルバム・デビューした英バンドの中で、間違いなく最も世界的に大きな成功を収めたコールドプレイの、通算6枚目。前作『MYLO XYLOTO』(’11年)で聴かせた、ポジティヴなヴァイブ […]

“NOW” CHICAGO XXXVI/CHICAGO

’69年のデビュー作『THE CHICAGO TRANSIT AUTHORITY』が今年殿堂入りを果たし、グラミー賞のステージで初演奏して喝采を浴びたシカゴの、通算36枚目となるスタジオ新作。デビュー当時の硬 […]

DIAMOND IN THE FIREPIT/BROTHER FIRETRIBE

ナイトウィッシュのギタリスト:エンプ・ヴオリネンを中心とするフィンランド産ハード・ロック・プロジェクトの3rd。ヴァン・ヘイレン風のダイナミクスに北欧メロディアス・ハードらしい透明感のある叙情美を注入したとも喩えられる心 […]

TURN BLUE/THE BLACK KEYS

前作『EL CAMINO』(’11年)が“ベスト・ロック・アルバム”他、グラミー賞3部門を受賞し、米ロック・シーンの頂点に立った男性デュオの8枚目。デビュー当初のアーシーでストレートなブルース・ロックから、徐 […]

DISTANT SATELLITES/ANATHEMA

英リヴァプール出身、かつてはパラダイス・ロストやマイ・ダイイング・ブライドらと共に英ゴシック・メタル・シーンの一角を担う存在だったが、’90年代末から次第にプログレッシヴ・ロックへ転向。特に’08 […]

MAGIC FOREST/AMBERIAN DAWN

女性シンガーをフィーチュアするフィンランド産シンフォニック・メタラーの5th。相変わらず約1年毎に1作というハイ・ペースなリリースを継続しているが、今回もまた、それで内容が薄まるという心配は一切不要の濃密な様式世界を構築 […]

Dazed and Delight/ALDIOUS

大阪出身、ガールズ・メタル界の先頭をひた走るバンドの約1年ぶりとなる4thフル。前作から加入したRe:NOの艶やかな魅惑の歌唱がより一層楽曲に刺激を与えつつ、アルバムを通して今まで以上にスピーディーなヘドバン疾走チューン […]

STONE PUSHING UPHILL MAN/PAUL GILBERT

「今は何時間も掛けて練習して、人生最高の音を探しているところ。僕はまだまだ生徒だよ」 ブルース・ブイエとの対談(ヤング・ギター2014年1月号掲載)の最後にこう語っていたポール。アルバムの発表はまだまだ先かと思っていたが […]

WAR ETERNAL/ARCH ENEMY

まさかのアンジェラ・ゴソウ(vo)脱退と、その後任にジ・アゴニストからアリッサ・ホワイト=グルーズが電撃加入という衝撃的ニュースから約3ヵ月──待望のスタジオ新作が届けられた! 通算9作目の本作は、’12年加 […]

THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀/LOUDNESS

高崎 晃(g)に対する信頼は揺るぎないものがある。’90年代のヘヴィ化や、サイケデリックかつフリー・フォームな振り切ったプレイ含めてもれなくすべてが受容されてはいないのかもしれないが、これまでパイオニアとして […]

再結成シクスが秋に来日公演を決定

イギリスのカオティック・メタル・バンド、シクスが10年ぶりとなる来日公演を行なう。 テクニカル、プログレッシヴ、カオティック…とその個性的なスタイルを武器にエクストリームなファン層から支持を得ている彼らは、近年ではペリフ […]